【SAS】データセットを削除する3つの方法

こんにちは！しなもんです。

不要な中間データなどを削除する方法を備忘録としてまとめておきます。

こんな方におすすめ

他にも方法はあると思いますが、本記事では3つご紹介したいと思います。

INDEX

データセット1つずつ削除

DELETEプロシジャでデータセット名を１つずつ指定して削除する方法です。

Ex.WORKライブラリのa,b,cのデータセットを削除

PROC DELETE DATA=WORK.a WORK.b WORK.c;
RUN;

Ex.mylibライブラリのデータを全て削除

PROC DELETE DATA=mylib._ALL_;
RUN;

PROC DATASETSの「SAVEステートメント」で指定のデータセットを残して他は全て削除できます。

Ex.WORKライブラリのa,b,cのデータセットのうち、a以外を削除

PROC DATASETS LIB=WORK nolist memtype=data;
    SAVE a;
QUIT;

Ex.アンダースコアから始まるデータセットを削除

PROC DATASETS LIB=work;
　DELETE _ : ; /* アンダースコアから始まるデータセットを一括削除 */
QUIT;

「：」（コロン）で前方一致でデータセットを指定することができます。

よく使用するのはデータセットを１つずつ削除するまたはデータセット名を指定して削除する方法のどちらかと思います。個人的にはデータセット名を指定して削除する方法を好みますが、データセットの命名規則を決めて置かないと削除したくないデータも削除される可能性がありますので注意が必要です。